カラブリア州のゴーストタウン・ペンティダッティロ(Pentedattilo)。歴史・行き方など



カラブリア州南部のレッジョカラブリア県内、ペンティダッティロ(Pentedattilo)村。5本指のようにも見える岩山・モンテカルヴォリを背中に正面には地中海を臨む、急な崖に作られた小さな村で、イタリア統一がなされるまではそれなりに人が住んでいました。
記録にあるだけで、紀元前5世紀には村があったとのこと。
その後交通が不便だったり地震などの影響で徐々に村内に暮らす人が減り、1970年になる少し前、公に「もう住めません」宣言をして住民が0となったゴーストタウンです。

レッジョカラブリアから東進する街道からも、ペンティダッティロの背後にそびえるモンテカルヴォリの威容を見ることが出来ます。
荒野にぽこーんと出ている岩山。あれは。。。どう見ても水に苦労する嫌な雰囲気しかないわ。。。

村へ行く公共交通機関はありません。(夏場は怪しげなバスが運行するらしい)

公共交通機関を利用して到達するのは無理なので、レンタカー必須です。

もしくは私みたいに案内する人の同行が必須

村の入り口に小さな広場があって、駐車場として使えます。ここに車を置いて、あとは徒歩。でこぼこ道をひたすら徒歩。
あまり立ち止まらずに村内をぐるっと回ると所要時間は1時間半ぐらいですが、崖に作られた村なので往路は登り。復路はひたすら下りです。心の準備をしておいてくださいねw

ゴーストタウンと言っても最近になってアーティストなどが移住してきているので、なんとなく人の気配があります。村の入り口にある教会も綺麗に整備されていて、この脇に貴重な公共の水道が!
この教会まで、駐車場から延々と登りです。頑張って歩いて10分かからないぐらい。夏場は炎天下を歩く事になるので、暑さ対策はしっかりと。。。ちなみに冬は耳が千切れるほど冷たい風が吹くんだそうです。

運が良ければオープンしているお土産屋さんも数軒あります。
特にここ数年、外国人観光客に密かに人気のスポットらしく。。怪しげな英語も通じるみたいw 

この異様な風景。人の気配は何となくあるけれど、ゴーストタウン。。
お土産ハントも良いけれど、崩れかけた家の後、ぼろぼろの塀などをじっくり見て回りたい、ちょっと変わった訪問先です。

私、ゴーストタウンとは聞いていたし写真も見たことはあったのだけれど、ここまで迫りくる貧しさに圧倒されたのは久しぶりでした。
周囲はとにかく荒涼とした大地。
夏は強烈な日差し、冬は冷たい風。正面の海は海賊が出没し、山の肌を削るようにして作った村で身を寄せ合って暮らしていた人たちの生活を思う場所でした。

ともあれ。
村からの帰り道。今では穏やかな海となっている地中海が素晴らしく美しかったです。

レッジョから日帰りもできるし、レッジョを朝出発・そのまま東進してジェラーチェまでもその日のうちに到達できる距離感です。
レストランや売店が無いので、街道沿いで何かしら入手しておくのがお勧めですよ。

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